IT業界の中でもAIを専門にしている技術者のことを、AIエンジニアと呼びます。一般的に、大学の理工学部や情報学部のほか、コンピューター専門学校などに通いIT関連の知識を得た人が、AIエンジニアとして就職するケースが多いです。
プログラミング言語だけでなく機械学習やデータサイエンス、統計処理などの知識などが必要となるので、AIやプログラミングを専門に学んでからプロとして活躍する人がほとんどと言われています。
専門性が高いことから多くの企業が必要としている人材と考えられていて、年収が1000万円を超えるケースも少なくありません。転職市場でも引く手あまたで、スキルアップしながら腕を磨ける職業です。またフリーランスでも働けるので、独立する人もいます。
AIを専門にしているエンジニアはスマホの音声認識や自動車の自動運転システム、産業用ロボットや画像処理などのプロジェクトに関わっています。プロジェクトの方向性を決めて、AIが動きやすいようにデータを与えるのです。
AIはデータによって性能が左右されるので、早い段階でデータを見ることが求められます。データを見てどのようなアプローチか有効か、どのアルゴリズムが合うのか考えるのが仕事です。多くの数値やテキストを見ておくことで、戦略を立てます。データに合わせてアルゴリズムなどを的確に選び、アプローチ方法を絞り込むことも大切です。
さらに安定的にAIが動くように限られたデータを上手に運用したり、費用も考えながら性能や機能を選別するのもAIエンジニアの役割になります。